インターネット検索の豆知識

要するに、だれかがアンカーテキストに(おそらく単純な typo として)mojilla とか mojira とかを指定してリンクを作成したために、そのキーワードに対するランクが上昇してしまったということなのでしょう。

typo でもまともなページが検索されるわけという記事に触発というかインスパイアというか、影響を受けたというかひと言、思い出したことを。

去年初めて Movable Type を導入してから、Google などで mt というキーワードを検索することが多くなったんですが、ちゃんと Movable Type に関係のあるページが表示されます。これは MT の開発元である Six Apart が自社製品の略称を検索エンジンの会社に売り込んだわけでなく、MT に関係のある Web ページを作った人が MT という単語にアンカーを設定し、Movable Type のページにリンクしていることが多いんですね。だから検索エンジンは MT = Six Apart の Movable Type と解釈して結びつけるわけです。

例えば Google はリンク元のアンカーテキストを読み取って、そこに書かれている文字と、リンク先のページを結びつける仕組みなのです。サイト名で検索してそのサイトにたどり着けるのは、他のサイトからそのサイト名でリンクされているからなのです。だから、変な文字からリンクされているページは、ちょっとかわいそうなのです。で、それを利用したのが Googlebomb とか Linkbomb とかいった、迷惑な行いなのです。BombLink はパナソニック製のケータイに入っているゲームアプリですが、無関係っす。

というわけで、文字からリンクするときは ここ とか こちら といった、固有名詞でない文字はなるべく控えるようにしましょう。あ、こちら とかっていう名前のページにリンクしているときはこの限りではありませんよ、と。多分、そんなページは嫌われますが。