突然ですが、あしたは彼女さんが来ます。

5 月に会ってから 4 ヶ月と半月ぶりの再会です。その間にいろいろなことがありました。基本的につらいことばかりです。しかし、なんとか乗り越えてきました。

5 月にふたりで話したこと、その気持ち自体は変わっていません。しかし当初の思惑からはだいぶ外れ、今回の再会で急を要する話をすることになってしまいました。つまりこの状況、彼女が大学を卒業するまで待っていることができなくなってしまったのです。

こっちに来たら、少し……しばらく、いやずっと、こっちにいればいいのに。

元々、自分の恋愛沙汰を人に話すタイプではないのですが、彼女からの手紙で両親に恋人の存在を明かしてしまい、実は今、家の中でひとり気まずい雰囲気に包まれています。気まずいというか、25 年間、今までそういう話を避けて生きてきたのです。早くに結婚した友人 S さんが結婚の報告を相手の両親にするんじゃなく、自分の両親にするほうがよほど照れくさいというようなことを言っていましたが、本当にその通り。こういう話は普段顔を見て暮らしている家族の前だからこそ、言えないものです。別に、隠していたわけではないのです。ただでさえ恥ずかしいのに、自分のこの性格が、それをさらに言い出しにくくしているのです。

うちの妹みたいに、恋人のことを軽く言い出せたらどれだけ楽なことでしょうか。公言する相手が自分の家族という状況、自分が男であるがゆえの格好つけ、そしてこのような性格に育ってしまったこと。すべてが俺の足かせになってしまっています。

もっと早くに言ってくれたら、と彼女からの手紙を読んだ誰もが思ったでしょう。俺は何も言っていませんから。今は黙っていても、言うべきことは彼女と一緒に言います。ただ、それはあまりにもわがままなことだとはわかっています。そして、それがみんなを不安にさせ、反感、怒りを買うだろうこともわかっています。ひょっとして自分の居場所を失うかもしれないということだってわかっています。ただ、居場所がないのは彼女も一緒です。決戦は金曜日という DREAMS COME TRUE の歌がありますが、あしたはそんな日になりそうです。

ダメだったらどうするんでしょう、俺と彼女。幸いにもそんなことは考えていません。どんな条件をつけられたとしてもいいです。俺たちの気持ちを少しでも形にできるなら。それがふたりで夢見た形に近ければ、言うことありません。

あしたは一体どんな答えが出るのでしょうか。

2007年09月20日 木曜日 20時16分

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