告白します。僕はかつて、バレンタインデーなんてないほうがいいと思っていたのです。でも、今は違います。バレンタインさんよ、永遠に、です。
もともと、この日がバレンタインデーと呼ばれるようになった由来は、バレンタインさんという偉い人が処刑された日だから。生まれた日でなく、亡くなった日なのでお間違えないように。
なぜ処刑されたかというと、ローマ帝国では兵士が結婚することが許されていなかったんですね。ふるさとに大好きな人を残したまま戦争に行っちゃうと、兵士のやる気がなくなるんで。そこで、それじゃあかわいそうだと思ったキリスト教の司祭、バレンタインさんは、兵士とその恋人たちをこっそりと結婚させてあげたんですが、それが皇帝に見つかって殺されちゃった、というお話。それ以来、この日は恋人たちの日として残っているんですね。恋人の日、それが僕には関係なかったという理由。
欧米では男女関係なく、どちらからでも贈り物をして想いを伝える日となっているのですが、日本ではなぜか女性から男性へ贈り物、とりわけチョコレートを贈る日となっています。別に、男性から女性へ贈り物をしてもいいはずですが、そういう方向の流れは少ないようです。
この日にチョコレートを送るのは、日本の菓子メーカーの策略らしいです。まあ、溶けてしまいそうな甘く熱い想いを伝えるには、チョコーレートはぴったりなのですね。
さて、なぜ僕の気が変わったのかというと……それは、訊かないでください。このサイトで自身の恋沙汰はご法度なのです!