XHTML で大文字の要素名を使う方法

XHTML では要素名 (初心者はタグ名と混同しがち) に小文字が使えないのですが、これは DTD のせいなのです。どうしても大文字の要素名を使いたければ DTDXML Schemaスキーマ といった文書型定義ファイルを自分で作ってしまえばいいわけです。

詳しく説明すると、 XHTMLXML の規格で HTML を定義し直したものであり、その XML 規格ではアルファベットの大文字と小文字がそれぞれ別の文字として区別されます。さらに XHTML 1.0 以降の DTD では要素名と属性名が小文字で記録されているためです。

HTMLDTDXHTML とは違い、要素名が大文字、属性名が小文字で定義されています。しかし HTMLSGML の規格で定義されていて、その SGML 規格では大文字と小文字の区別をしないようにすることができるのです。よって HTML では大文字と小文字の違いを意識する必要はありません。

そもそも XML ベースの言語で大文字を使うか、小文字を使うかは DTD 次第なので、XHTML で大文字の要素名を使いたい場合は自分で定義してしまえばいいのです。