application/xhtml+xml を採用してみたり

以前、というかひと月ほど前ですね。MIME タイプを text/xml にしてみたりという記事で本来ならば application/xhtml+xml になっていたほうがいいんですがと書いていました。そして先日、このサイトのページの Content-Type を application/xhtml+xml に変更してみました。一部の古い種類の Web ブラウザでは従来どおりの text/html で出力させていますのでご安心ください。

application/xhtml+xml ってなあに? という方のために説明します。

インターネットでファイルを送受信するのには、送受信するためのソフトに、ファイルの種類を伝えてあげなければならないのです。その決まりを MIME といい、それに含まれる種類のことを Content-Type というのです。

例えば、みなさんが普段ご覧になっている Web ページの Content-Type は text/html という種類でサーバー (ファイルが保存されているコンピュータ) から送り出されているのです。HTML 4.01 などで書かれたページは text/html で、XHTML 1.0 や XHTML 1.1 といった XHTML のページでは application/xhtml+xml という種類で送り出すことを、インターネットの標準を決める W3C という団体から勧められています。

しかし、世界で最も使われている Web ブラウザの Internet Explorer (以下、IE) ではこの種類のページを表示できないのです。そのため、IE で表示できるように多くのサイトでは XHTML の Content-Type を text/html と偽っているのが現状です。

そういうわけで、本当は application/xhtml+xml にしたいのを我慢して text/html でサイトを公開してきたわけですが、一部のブラウザにだけ text/html を送り出すことにして、難なく変更できてしまったわけです。もはや完全に自己満足の領域ですが、もやもやが晴れてすっとしたのは確かです。