最近ではあまりハングアップという言葉は使われず、フリーズという言葉ばかりが用いられるようになりました。メッセンジャーソフトでフリーズする
などといったように。しかし、これには違和感を抱いていたりします。とは言え、その違和感を話したところで、コンピュータに詳しくない人には理解されにくかったり。
よくフリーズと同じ意味として「ハングアップ」という言葉も使われますが、実はこれらは微妙に違った状態のことを差しています。ハングアップは特定のソフトウェアが動かなくなってしまったものの、マウスカーソルは動かせたり、キーボードでコマンドを入力すれば再起動できるような状態のことなのです。「ハングした」という言い回しのもハングアップのことで、これは俗語です。
YOMIURI ONLINE のモニ太のデジタル辞典の記事からです。
アプリケーションソフトがハングアップしたのをパソコンがフリーズした
と言われても、じゃあコンピュータを再起動させたら?
としか言えなかったりします。本当にフリーズしているならば、マウスもキーボードも反応せず、当然、まともな方法では再起動させられないわけです。よって、コンピュータ本体の電源を切るか、リセットボタンを押すことになります。
しかしそのような事態になることは
パソコンに詳しくないとおっしゃるみなさん、ぜひともハングアップという言葉を覚えてください。そうすると、パソコンを教えるほうも大変教えやすくなるのです。最近の OS はひと昔前と違い、かなり丈夫になっています。Windows Me は同時に使うソフトによっては本当にフリーズしやすい OS ですが、Windows XP などは簡単にフリーズしないはずです。Windows が動いている限り大丈夫なので、落ち着いて誰かに質問するなりしてください。一番怖いのはコンピュータがハングアップやフリーズすることでなく、パニックになってさらなる誤作動を引き起こす自分なのです。