HTML と XHTML の関係を PS2 や PC/AT 互換機で例える

XHTML 1.0 は HTML 4.01 とあまり違いがないのです。ではなぜ XHTML 1.0 で Web ページを作る人がいるのか、といえば XHTMLHTML でできることをすべて含んでいるからなんですね。XHTML は HTML に対して上位互換性があるということです。わかりやすく言うと PlayStation のあとに出た PlayStation 2 では PlayStation 用のゲームソフトも遊べますよ、ということ。HTML のあとに出た XHTML では HTML の文法をすべて取り込んじゃっているのです。で、さらに XML としての拡張性が追加になっているわけで、自分で要素 (タグ) を追加して独創的な、世界にひとつだけの XHTML を作れちゃうのです。

えっと、何度も言いますが XHTMLXML のルールで HTML を作ったものです。XML なのでどんなものにも姿を変えられます。

XML を世界中で使われている PC/AT 互換機、HTML を一部の国だけで使われている国内メーカー製の日本語ソフトが動く国民機に例えると、XHTML は世界標準の仕様で動いている日本語ソフトなのです。国内のソフトだけでなく、外国で動いている英語のソフトなんかも動かせちゃうわけです。多分、コンピュータのことに詳しくない人にはわかりづらい例えでしょうけれど、要するに XML という共通のルールの中で決められた仕様の内のひとつなのです、XHTML っていうのは。今までが鎖国的だったんです。

今まで国内の規格で仕事をしていた人が、世界を相手に仕事を始めます。そのときに世界中の数ある方式の中のひとつとして日本式があったんだな、と思うそんな感じです。