HTML のお話です。
HTML 4.0 以降、略語を示す要素として abbr と acronym というふたつの要素があるのですが、どちらを使えばいいのかわからない人も多いみたいです。
結論から先に書いておきますが、acronym は abbr に含まれます。なので迷ったら abbr を使っておけば間違いありません。
意味ですが、abbr は
一方の
頭字語の一種なのですが、GUNDAM を General Purpose Utility Non-Discontinuity Augmentation Maneuvering Weapon System の略とするもの。これはバクロニムというもので、もともとあった GUNDAM という単語に、あとから略語としての意味を与えたものです。
バクロニムには、もとからある頭字語の意味を違う意味に置き換えたものもあり、その例として DVD は最初 Digital Video Disc だったのですが、のちに動画以外の用途で使われることも多くなったため、現在は Digital Versatile Disc の略だとされています。
また、頭字語の中には再帰的頭字語といって、頭字語の中にその略語が含まれていることがあります。例えば GNU の意味は GNU is Not UNIX だったり、PHP は PHP: Hypertext Preprocessor だったり、PNG が PNG is Not GIF だったり。このうち PHP は Personal Home Page の、PNG は Portaable Network Graphic のバクロニムだったりします。
なんだか言葉遊びって面白いですね……じゃなくて、そうそう。acronym 要素は XHTML 2.0 では廃止されるらしいのですよ。もともと acronym は abbreviation に含まれているので、今から使う人は abbr 要素に統一しておけば間違いないですね。 IE もバージョン 7 からは abbr 要素に対応していますし。
どうでもいいことなのですが、このサイトの名前である 4mat.jp の 4mat というのは、